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[栄養]  有機食品(オーガニック)に隠されたヒ素 2012.2.20 , EurekAlert　より: 　　　　　

有機玄米シロップが使われている食品は、そのシロップが使用されていない類似食品よりヒ素レベルが高いのではないか、というダートマス大学の研究報告。ヒ素は19、20世紀に薬として広く用いられてきたが、現在では毒性や発がん性を有することで知られている物質である。

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有機玄米シロップは、肥満の原因になり得るブドウ糖果糖液糖の代わりとして使用されるようになった甘味料であるが、残念なことに有機玄米シロップも欠点を持っている可能性があるという。

市販されている粉ミルク（17種類）、シリアルバー（29種類）、エナジーショット（3種類）を対象に調べたところ、有機玄米シロップを主原料とする粉ミルクは2種類あり、他の粉ミルクと比べてヒ素濃度は20倍以上高いことが確認された。その2種類の粉ミルクは乳製品ベースのものと大豆ベースのものであり、毒性の高い無機ヒ素の濃度はそれぞれ平均8.6ppbと21.

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4ppbであった。最も濃度の高い1種類は、米国環境保護庁(EPA) が定める飲料水の安全基準の上限（総ヒ素濃度10ppb）の最高6倍であったことから、これは重大な問題だと考えられている。

さらに米由来の原料がリストの上位5種類に少なくとも1つ含まれているシリアルバー（22種類）の総ヒ素濃度は23〜128ppbであり、含まれていないシリアルバー（7種類）の総ヒ素濃度8〜27ppbと比較して大幅に高いことも確かめられた。

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エナジーショットは粉ミルクと同様に、米を使用していることがあまり知られていない製品である。1種類のエナジーショットの総ヒ素濃度は84ppb（無機ヒ素100％）であり、他の2種類の製品の総ヒ素濃度は171ppb（無機ヒ素53％）であることがわかった。

健康的な食事を求める人々は、オーガニックとラベルに書かれた商品を好む傾向にあるが、健康を害する成分を含んでいる場合があるため、ヒ素含有量の多い食品について緊急に規制する必要があるだろう、と研究者らは提言している。

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