2012年5月20日日曜日

犬がマラセチア皮膚炎です。(1/3) | OKWave


畏れ入ります。
シーズー14歳がどうやらマラセチア皮膚炎になってしまいました。
「ようです」というのは、獣医に連れて行ったのですが、
インフォームドコンセンスがなっていない為、正確なことは何も言ってもらえず、
「シーズーは皮膚病が多い」
「これはなおらない」
といわれ、なんだかわからない注射を打たれ、なんだかわからない薬を出されただけでした。
とはいえ、いろいろなサイトを調べたところ、マラセチアに間違いないと思います。
治療をどのようにしてやるのが良いかということなのです。

いろんな意見があって難しいのですね・・・

2012年5月18日金曜日

嘔吐には種類がある:犬の病気や症状、犬の食べ物、犬の事をもっと知りたい!


犬の病気の始まりとして嘔吐がありますが、犬の嘔吐にも種類ががあるんです。

胃液まじりの内容物を吐く=すでに消化した食べ物や胃液などを吐くのが「嘔吐(おうと)」この場合、胃袋から後ろに原因がある可能性が高い嘔吐です。

食べてすぐに吐き出す=食後、食べ物を消化する前に吐き出してしまうのが「吐出(としゅつ)」嘔吐とは違ってのどから食道にかけての部位の異常が考えられる。

2012年5月15日火曜日

ケイコ的ハッピーエッセンス♪ 200711


唇の乾燥、荒れはの原因は、
 
・季節、空調による乾燥、水分不足、
・紫外線
・不規則な食事、ビタミン不足、
・口紅がきちんと落せていない 

それから唇を舐めるクセも乾燥や荒れの原因です。唇が乾燥すると無意識に舐めてしまう・・・・、そうすると余計に乾燥をまねいてしまうのでますます悪循環。私も経験があります。対策としてよく「まめにリップクリームを塗りましょう」というのを見かけますが、これも選ぶものによって余計乾燥してしまい絶えず塗っていないといけない状態になってしまいます。

2012年5月14日月曜日

犬のバベシア症


犬のバベシア症は、マダニによって媒介されるバベシアという原虫によって引き起こされる溶血性の疾病です。

■関連語句■ ピロプラズマ症
バベシアは70種類以上あり、それぞれに寄生する動物が異なります。
犬に寄生するバベシアはバベシア・ギブソニとバベシア・カニスの2種類。
特に日本で多いのは、バベシアギブソニで、バベシア・カニスの感染は沖縄に限定されています。

 

犬のバベシア症の症状

犬のバベシア症には劇症型・急性型・慢性型・無症候のキャリアーとあります。
劇症型の症状は、低体温、ショック、昏睡、血栓で全身の血管が詰まる病気、代謝性アシドーシスがあります。幼犬、老犬など体力の無い場合死に至るケースも少なくありません。

 

急性型の症状は、溶血性貧血、血尿、溶血による貧血のため歯茎、舌などが白くなる、脾臓の肥大、黄疸、リンパ節障害、嘔吐などがあります。

 

2012年5月12日土曜日

猫のよくある病気|船橋市 動物病院 【あおぞら動物病院】


泌尿器症候群(FUS)

 猫ちゃんと暮らしていく上で、普段から特に注意していただきたいのが毎日のオシッコの観察です。
 猫の泌尿器症候群(FUS)とは、尿路の部分的~完全な閉塞による排尿障害と血尿などを特徴とする病気のことで、完全閉塞が起こると、数日で尿毒症を起こし死に至ることもある恐ろしい病気です。

原因

 FUSの発症は、ほとんどの場合、砂粒状物質(結晶や細胞屑などの成分)や結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウムなど)によるものであり、これに細菌感染が加わります。
 FUSを誘発する要因としては、排尿の回避(トイレの汚れなどで)・肥満・運動不足・飲水量の減少→排尿の減少(冬期など)・食物中のMgやCa過剰などが分かっています。

症状

●排尿回数または排尿動作が多くなった。
●排尿動作をしてもなかなか尿が出ない。
●あちこちで排尿する。
●排尿時に痛みを訴える。
●尿がポタポタと落ちる。
●オシッコに血が混じる。
●全く尿が出ない。
●元気・食欲低下、嘔吐などがみられる。

治療

 尿路閉塞を起こしているのなら、一刻も早く強制的に排尿させてあげなくてはなりません。それには、尿カテーテルと呼ばれる管を尿道から挿入したり、場合によっては直接お腹に注射針を刺して尿を排泄します。レントゲン検査で膀胱や尿道に結石が詰まっているのを確認した場合は、手術をして石を取り出さなければならない場合もあります。尿毒症になってしまっている場合は、緊急に点滴を流さなくてはなりません。
 血尿や頻尿などの初期の膀胱炎の症状だけであれば、抗生剤や止血剤等の治療で済むこともありますが、尿石が認められる場合は並行して尿酸性化剤の投薬や療法食による食餌管理も必要となります。療法食には、尿石を溶かすものや尿石の再発を防ぐための専用のフードがありますので獣医師とよく相談して適切なものを与えるようにしましょう。

予防

 予防には適度に運動させて、常時新鮮な飲み水を用意し、食事を制限して肥満を防ぐことが必要です。また、トイレはいつも清潔にして排尿を我慢させないようにしましょう。
 この病気の厄介な問題に、再発率が非常に高いことが上げられます。一度FUSにかかった猫ちゃんは、すっかり治ったと安心したころにまた再発を繰り返すことがよくあります。特に尿石症の場合、療法食を与えなくなると50%近くがFUSを再発します。
 冒頭にもありましたが、一番大切なのは飼主さんの日頃の観察(注意力)です。猫ちゃんは言葉を話せません。病院に連れて行ったころには手遅れだったなんてことにならないよう、普段から愛情を持って見守ってあげてください。

ページの先頭へ戻る

猫の口内炎

 日常の健康診断で口の中を覗いてみると、歯肉が真っ赤に充血していたり、軽く触れただけで出血してしまうような、いかにも痛々しいお口を持った猫ちゃんに頻繁に遭遇します。
詳しくお話を伺うと、「ヨダレが出てお口が臭いんです」とか「最近硬いものを嫌がるようになりました」、「もう年寄りですから(笑)」等々、あまり病気という意識が無いようです。

 口内炎とは口腔粘膜の炎症ですが、口臭や粘稠性の高いヨダレ、粘膜の充血・出血・ただれ、舌の潰瘍等で満足に食事が摂れなくなり、どんどん痩せ細ってしまいます。
 口内炎を引き起こす原因としては以下のようなものがあります。

①歯周病・歯石
②異物(骨や針等)
③毒物
④ウイルス感染(猫の風邪)
⑤細菌感染
⑥腎不全による尿毒症
⑦糖尿病
⑧猫エイズや白血病による免疫力低下
 このように、ひと言で口内炎といっても潜在する様々な疾患によって二次的に発症することが多いので、たかが口内炎と軽視せず、全身的な検査をされることを強くお勧めします。

 治療としては、まず基礎となる疾患を診断することから始まります。その疾患の治療と並行して、抗生物質や消炎剤で口腔内の環境を改善します。

 治療に対する反応が悪く、一度治っても再発を繰り返す難治性の口内炎では、全ての臼歯を抜歯する全臼歯抜歯療法というものが注目されています。様々な治療で改善が見られない場合の根治治療として当院でも非常に高い有効性が確認されています。
 抜歯なんてかわいそうと思われるかもしれませんが、術後の経過も良く、食事も今までと変わらないものを食べられるので結果的に非常に快適な生活を送れるようになると思います。

 あなたの愛猫に少しでも思い当たる点がありましたら、一度お口の健康診断に連れて行ってあげてくださいね。

2012年5月11日金曜日

◆◇医師が教える! 1分ダイエット◇◆



超低カロリーのジュースなどの飲料だけで
短期間に痩せる方法も、 危険性を伴います。

飲み物そのものはビタミンが多少多く含まれてはいるものの、
他の食物は一切口にせず短期間で痩せるというものです。
これは一日500キロカロリーを切るいわば絶食に近いものです。

2012年5月9日水曜日

犬の「いびき」(・_・; - YouTube


Welcome to YouTube!

Suggested Location Filter (we have set your preference to this): Russia

The location filter shows you popular videos from the selected country or region on lists like Most Viewed and in search results.To change your location filter, please use the links in the footer at the bottom of the page.

Click "OK" to accept this setting, or click "Cancel" to set your location filter to "Worldwide".

2012年5月8日火曜日

犬の豆知識


食べたものが消化されて便になるまで・・・

(かむことで食べ物を小さく、唾液を混ぜ合わせて飲み込みやすくします

食道(飲み込んだ食べ物は食道から胃へ送り込まれます)

(胃の動きによって食べ物は胃液と混ざり、ドロドロに溶かされて、十二指腸へ送られます)

十二指腸(十二指腸には、すい臓の導管からすい液が、胆のうから胆汁が流れ込んできて、

      食物の消化・分解が進められます)

小腸(小腸の粘膜から分泌される消化酵素で、さらに細かい単位に分解された栄養素は、

2012年5月6日日曜日

犬猫の疼痛管理の実際とその臨床応用のマニュアル


犬猫の疼痛管理の実際とその臨床応用のマニュアル

Dr. 小宮山の伴侶動物へのやさしい(優しい)獣医学
最も実践的な獣医療のために

犬猫の疼痛管理の実際とその臨床応用のマニュアル― 痛くない手術こんにちは、痛い手術はさようなら ―

from May 08, 2009

■はじめに

近年小動物臨床においては、疼痛の管理の重要性がより再確認されている。今回はそのむずかしそうな疼痛の管理を出来るだけ優しく(易しく)解りやすく解説を試みました。小動物臨床においては、70年代は疼痛管理の記載は皆無で、80年代から少しずつ体系づけられ、90年代において応用されはじめ、2000年代においては、疼痛管理はほぼ常識化されて来たようです。

それゆえに現在、動物病院にて診察をしている獣医師にとって、疼痛管理は避けられない事項である。今後は動物に少しでも苦痛を強いないようにすれば、動物の遺伝子はそれを覚えていて、代々生まれ変わるごとに、より人間と共生できる動物になりうると私は信じています。

また動物病院のマネージメントの観点から言えば、今後は飼い主が鎮� �剤を使用しているのがわかるように、計算書の項目の、注射を一括にするのはなく、麻酔薬のように、別に鎮痛剤・鎮静剤の項目をあらたに付け加えると良いであろう。

今回の解説は、論理や原理については、殆ど省いてありますので、いろいろな成書を参考にしてください。今回は小動物臨床を行う臨床家が忙しいなかで、一目でわかる犬猫の疼痛管理のその易しい臨床応用をいかに行うかに重点を置いて解説しまいます。最近において塩酸ケタミンが麻薬指定となることが論議を呼んでいますが、論議はさておき今回はケタミンを含めた犬猫の疼痛管理について、勉強する良い機会として捉え自身の動物病院にての疼痛管理をより一歩進めて、より良い小動物臨床を提供できる環境を整えることが先決と思われる。

ある意味� ��おいて、疼痛管理は麻薬の許可を得ていないと、できにくいものである。ケタミンを麻酔薬としてのみ使用するのではなく、塩酸モルヒネ等の使用のために動物の疼痛管理には麻薬が必要となるので、許可は臨床獣医師にとってより良い診療のためには不可欠と考えて良いであろう。

私達の臨床獣医師は最終的な治療目的は、動物の痛みを取り除く事である。たとえその病気が治療できなくても、痛みだけは動物から除くことを心がける必要があろう。多くの飼い主は自身の動物の痛みには敏感であり、最低限、痛みだけは取り除いて欲しいと望むものである。獣医師はそのために理論武装して、実際に行う必要がある。

痛みは死そのものより恐ろしいと言われ、我々獣医師は動物の痛みを克服すべき使命を課されているものと 考えるべきである。私達の動物病院では、待合室に「疼痛拒否宣言」を提示しています

■犬猫の疼痛管理の理論と実際
以前の獣医学においては、動物は人間より、痛みを感じない?手術後は多少痛みがあるほうが休息と回復に役に立つ、動物は人間より痛みに対して耐えうる、飼い主には余計な出費になる、疼痛なしは動物に自己損傷の原因となる、使いすぎれば薬物の乱用となる等、とか言われあまり痛みに対して関心を払うことは少なかった状況は多少ともあったようであるが、現在の獣医学において、それらは否定されています。大脳皮質がある限り痛みは感じます。また例えば鎮静剤や鎮痛剤の使用説明の解説も、強い疼痛時の場合のみ使用とかの表現が使用されたりしていて、このことが鎮痛剤を使用することの制限となっている場合もあるようである。
ではその鎮痛剤の効用であるが、心肺機能の抑制を抑え、治癒率、生存率の向上のために使用されている。最近では癌の転移を遅らせる働きがあることも判明している。このことは痛みがあると、治癒が遅い、合併症が起りやすい、免疫が低下する、転移が速まると言える。また例えば最近の癌の治療の獣医学書において、昔は疼痛管理のページはあまり記載がなかったが、明らかに記載が目に見えて増加していることが如実に示している。また疼痛管理は動物と飼い主及び動物病院で働く職員のストレスの軽減に大いに役に立っていることも忘れてはならない。

まずは鎮静についてであるが、鎮静と麻酔との境界線はなく、不明瞭であるが、主に鎮静とは外部からの刺激に対しての反応の低下と理解されている。動物と医療従事者にとっても鎮静は共に安全のため重要である。特に動物がおとなしい性格でない場合は特に重要となる。恐怖や極度のストレスは交感神経の活性を高め、事故が起る要因となりうる。これらの鎮静剤は動物に精神面の安定に作用するが、鎮痛剤の作用を増強して、鎮痛剤の補助的な働きをするが、強い鎮静剤は、動物の行動を制限することがあり、日帰りの手術等では問題となる。そんな場合は軽くするか作用時間の短いものを選ぶべきである。例えば手術後の鎮痛剤の使用は通常は最低でも3日間は必要である。

現在考えられていることは、疼痛� �理によって得られる利益は、鎮静剤や鎮痛剤の使用による不利益を上回るものである。ゆえに手術後の疼痛が予測される場合は、動物の痛みによる外見的な行動にかかわらず、鎮静剤や鎮痛剤を投与すべきである。

例えば去勢や避妊手術においても鎮静剤や鎮痛剤の使用は現代の獣医学では常識となりつつある。まれに飼い主はこれらの手術においても、可愛そうだからと言って手術を避ける、嫌がる飼い主がいるが、そんな場合はその理由を聞くと過去に手術を受けたときに動物が痛がり、数日間元気なくあまり動かなかったとか、夜眠れていないで一晩中付き添いやっと少しは寝られたとか、いろいろな理由を言うものである。手術を受けたのだから、多少のことは動物も飼い主も我慢して当たり前?と考える獣医師が� ��たとすれば、時代遅れであり、考え直す必要が大いにあろう。

そんな場合には、麻酔前の精神状態、麻酔中及び麻酔後の疼痛管理を具体的に、いろいろと説明し、いかに鎮静剤や鎮痛剤の使用で動物の状態が変わるか、例えばその鎮痛剤使用による5大行動変化(動作、食事、飲水、排便、睡眠)のことを説明すると良いであろう。鎮痛剤を使用すると、動物はより早く動け、より早く食欲がでて、より早く水を飲み、より早く排便し(このことは稀に手術後に起る麻痺性イレウスの予防にもなる?)、より早く良い睡眠ができるようになる。鎮痛剤を使用していると、翌日から入院動物が手術前と同じように動き(ゆえに何時手術をしたのか覚えてないと判断つきません)、パクパクと食事する姿を見て、何か嬉しくなる のは、獣医師冥利につきます。飼い主に面会させれば、考えていた事との差に驚くことであろう。痛くない手術こんにちは!痛い手術さようなら!である。

た特に飼い主に説明したいことは動物や飼い主における精神面の問題である。動物によっては、いろいろな刺激に対しても大きく反応をする動物もいる、それらの動物を飼育する飼い主の多くは、そのことを知っており、それらの動物に対しての手術(麻酔)前の精神状態の安定には鎮静剤、鎮痛剤の使用はより重要となる。

人間の医学では、過去に手術を受け痛いと感じた子供が、予防接種の際に過剰に反応(痛みを感じる)すると言うことが判っており、おそらくこのことは動物も同じことと考えられる。

動物が動物病院に来たらす� ��に身体検査後、鎮静剤を投与することを飼い主に約束すれば、かなりその反応は違ってくる。しかし動物の痛みには、急性の痛み、慢性の痛み、手術後の痛みを始めとして、癌の痛み、外傷等の疾病の痛み、内臓痛、骨や関節の痛み等いろいろあります。

この痛みの問題は、最近まで人間の医学でも癌の痛み(がん患者の8割が痛みに苦しみ、3割が診断初期から痛みを訴える)にモルヒネを使用すると中毒になる、との誤解から、苦しみ抜いた末の死を迎える結果となり、これが社会問題化され、遅ればせながら2007年4月より「がん対策基本法」が施行され、ホスピス(緩和ケア病棟)への取り組みが強化されました。人間の緩和ケアの専門家は「がんの痛みは治療できる症状、それを取り除くのは医師の義務」と 言っています。ちなみに日本は、モルヒネの使用量はカナダの14%でそれだけ緩和ケアがされていないと言うことです。

疼痛管理でいつも問題になるのは、動物が疼痛を感じているかの論理である。最近「動物のいたみ研究会」が発表した5段階での評価によると、以下の通りのようである。

レベル1 →「ケージから出ようとしない、尾の振り方が弱い」、
レベル2 →「食欲低下、痛いところをかばう」、
レベル3 →「体が震えている、背中を丸めている」、
レベル4 →「持続的に鳴く、眠れない」

動物の疼痛の有無を調べるのに最も有益な方法は、触診による判定と思われる。しかしながら、触診に対する反応は、動物種や術前のその動物の正常な動作、その手術の内容、使用した薬剤等と関連づけて評価をする必要がある。特に恐怖やその攻撃性からの嫌がる動作は、その麻酔前の同じ行動と比べないと、不確かになる可能性がある。ゆえに術前にあらかじめ調べておくことがきわめて重要である。

<触診による痛みの評価です>

 レベル0→触診をしているのも気づかない。
 レベル1→触られているのをちょっと見る。でも、触られているのを嫌がらない。
 レベル2→触られている方を見て、舐めるか、ちょっと嫌がる素振りを見せる。
 レベル3→逃げようとする、嫌がる、ちょっと鳴くか、その部分を過剰に舐めたり、気にする。
 レベル4→最高のスケールで触診を嫌がる。噛んだり舐めたり擦ったり、その部分を保護する。


■手術周術期の麻酔管理の理論と実際

痛みはアライドン酸がシクロオキシナーゼ(COX)によって代謝されることによって発生します。主な鎮痛剤の作用はCOXを阻害することによって鎮痛効果を表します。最近はこの痛みに対して、先制(先取り)鎮痛(Preemptive Analgesia)といわれる用語が使用されているが、これはまだ確定的なものではないが、広く受け入れられているものである。麻酔管理の疼痛管理は、麻酔前と麻酔中と麻酔後に分けて考えるべきである。術前は手術開始時に先制鎮痛が効果を発揮している時期と用量で投与するべきである。

また鎮痛剤や鎮静剤の使用は、作用機序のことなるいくつかの薬剤を組み合わせて使用すると各々の投与量を少なくし、より少ない副作用で使用できるものである。これをマルチモーダル鎮痛(Multimodel Analgesia)と呼んでいる。これは違うクラスの鎮痛薬を使用するという事で、一つの鎮痛薬の用量を下げてやる事ができるのです。例えばオピオイドのみ使用は規程量は使用しないとあまり効きませんが、そこに術中から局所麻酔を使用とか、NSAIDを使用とかで、かなりの用量は減量できるからです。

疼痛管理で重要なことは1つの薬剤で疼痛管理ができないことである。例えば効果のある、オピオイドこれ単独では疼痛は70-80%は痛みを取ることはできるであろうが、20-30%は残る。これにNSAIDsを加えれば例えば残りの15%ぐらいの痛みは取れ、また局所麻酔を加えれば・・・と言うように使用するのが疼痛管理の常道です。ようするに相乗、相価作用を利用するわけです。また各々に不足する作用を補うことが可能で、例えば筋弛緩作用と� ��痛作用を同時に得られることです。


麻薬の受容体(オピオイドレセプター)を分類すると以下のように分類される。
MORミューオピオイド受容体→呼吸抑制、用量依存性の疼痛作用あり、疼痛の抑制は強い、縮瞳、消化管運動抑制 
KORカパオピオイド受容体→不快感あり、天井効果(薬用量を上げても一定以上の作用を示さない)あり、疼痛の抑制は中程度
DORデルタオピオイド受容体→MOPを操作する作用あり、疼痛の抑制は不明

MOR部分作動のブトルファノールとKOR作動のブプレノルフィンの同時使用は通常しない。しかし各々の作用が消失すれば使用できる。もちろん塩酸モルヒネとの併用は可能である。麻薬を使用する際には、使用の有無に関わらずその拮抗剤(ナロキサン 0.04mg/kg IVにて投与する)を用意しておくべきである。ベンゾジアゼピン(ミタゾラム、ジアゼパム)にも、フルマゼニル(アネキセート)と言う、ベンゾジアゼピンの受容体拮抗剤がある。その投与量は投与したベンゾグアゼピンと同量である。

フェノチアジン系の薬剤として、我が国にプロプオニルプロマジン(コンベレン)が以前はあったが現在では発売されていない。麻酔中は努めて3種類以上の異なる方法でモニターをするのが望ましい。できればその中に血圧も含める、例えばNSAIDsを使用している動物に、麻酔中に血圧の低下があれば、輸液をして対応をするが、その後はNSAIDsを使用しない、麻酔後に腎疾患が起る恐れがあるからである。また覚醒後に心拍数が30%以上低下していれば、抗コリン作動薬(アトロピン0.0 2-0.04mg/kg,グライコパイオレート0.005-0.01mg/kg、これらの量はIM,SCの量で、IV投与の際は、1/3-1/4の投与量となることに注意が必要です)を使用する。また呼吸数が30%以上増加していれば、その原因を考えるのと同時に鎮静剤、鎮痛剤の使用も考慮する。

真の意味での疼痛管理は、麻薬がどうしても必要となる。これは許可だけの問題なので、ぜひ臨床獣医師は許可を申請することをお勧めする。麻薬を使用できないと、軽度の疼痛管理のみとなる。 最大限うまく行っても軽度から中等度までが限度である。特に中程度から重度の規模の手術(不妊手術等で手術の約80%以上がこれに該当)を行う獣医師は、麻薬による疼痛管理をすることが望ましい。

2012年5月4日金曜日

動物の皮膚病 - 臨床獣医学 画像診断学分野


Total:31191 写真および文章の転載を禁止します

お尻の周りにしこりが 2009.7.24

最近、肛門の近くにしこりができた! 
それは肛門周囲腺腫と呼ばれる腫瘍かもしれません。去勢手術をしていない老齢の雄犬でよくみられる腫瘍です。通常、成長はゆっくりしていて転移も少ないですが、大きくなると肛門を刺激して排便の時に痛みがみられることがあります。腫瘍の切除や去勢手術でよくなることが多いですが、デリケートな場所だけに大きくなると肛門の機能が障害をうけることもあります。早めに治療しましょう。


肛門周囲腺腫という腫瘍です。男の子に多い腫瘍で肛門の近くに発生します。

犬のメタボか・・・いやクッシング病です 2009.7.26

もう1つホルモンの病気を紹介します。お腹がでてきた、血糖値が高い、こんなメタボな感じは人間だけの問題ではありません。高齢の犬では副腎から過剰なステロイドホルモンがつくられてメタボな体型になってしまうことがあるんです。体型だけでなくて、水をたくさん飲む、毛が抜けてきた、などの症状もみられることがあります。薬で治療できることもありますので、はやめに気づいてあげてくださいね。


クッシング病になったしまった犬ですがお腹がはって毛がうすくなってしまっています。

最近犬が暗い・・・毛が薄い・・・甲状腺の病気かも 2009.7.25.

ホルモン性の皮膚病の話しです。犬では甲状腺機能低下症という病気が多く見られます。甲状腺ホルモンは細胞の活動性を調整しています。なので甲状腺ホルモンが少なくなると活動性がにぶくなってしまいます。犬がなんだかもっさりして動きも鈍くなり、毛づやが悪くなり左右対称に脱毛してきます。ほかにも心拍がゆっくりになったり、寒さに順応しにくくなったりするのですが、飼い主さんは皮膚病として動物病院に来院されることが多いみたいです。最近体調はそんなに悪くないけど、暗いと思ったら一度診察をうけるといいかもしれません。治療はお薬で甲状腺ホルモンを補充します。通常、一生飲み続けることが多いのですが、飲んでいる間はふつうの生活が可能です。猫ではこの病気はほとんどありません。


甲状腺機能低下症の犬は外観上も性格的にも、もっさりしてきます。皮膚もちょっとむくんでいるように感じられることがあります。写真では尻尾が脱毛していますね。

ポメはときどき・・・ 2009.7.23

突然ですが、ポメラニアンは時々脱毛してしまいます。左右対称で胴体の部分の脱毛が中心です。この病気Alopecia X(脱毛症エックスという意味)と呼ばれており、ホルモン性だと考えられていますが、詳しい原因はよくわかっていません。脱毛以外に特に影響はないため、治療として、かわいい服を買ってあげることもあります。ただ、何かのきっかけで急に毛が生えてきたり、注射をするとその刺激でその部分だけ毛が生えてきたりします。不思議な病気です。積極的な治療としては去勢手術をしたり、時差ぼけのくすりであるメラトニンをつかったりします。


脱毛してしまったポメ君です。脱毛してしまっていますが、皮膚の赤みや痒みはありません。

2012年5月3日木曜日

うちの猫、下痢?嘔吐?? - 犬 - 教えて!goo


そうですね、たいていの猫は同じことをするのではないでしょうか。

>黄土色の液体の中に消化物らしき物がまじったものを家の廊下などに落としています。

まあ、胃液と一緒に飲み込んで胃に溜まった猫毛などで吐きます。

毛の短い猫や(特に)毛の長い猫などに、猫用ブラシで毛をといてあげたり、あと草を上げたりしています。

2012年5月1日火曜日

猫の体重減少と脱水症状について | OKWave



猫の体重減少と脱水症状について
こんにちは。

今現在アメリカで猫を2匹飼っているのですが、来週日本に猫を連れて帰国します。

しかし、最近一匹(オス3歳去勢済み)のほうが調子が悪く(体重が著しく減った)、今日病院に連れて行ったところ「痩せ過ぎ、脱水症状」と診断され、血液検査などをするために入院することになってしまいました。また熱の方はなく37.8度ぐらいで猫の平熱より若干低め、歯茎や鼻などの色が大分白っぽく色が悪いと言われました。